経審と公共工事入札の関係|評点が入札結果に与える影響とは?
公共工事の入札では、経営事項審査(経審)で算出される各評点が参加資格や格付に反映され、結果として落札可能性に影響します。本稿では、評点の基本構造と入札への波及、実務で押さえるべき確認ポイントをわかりやすく整理します。
経審評点が入札へ影響する仕組み
多くの発注機関では、総合評定値(P)をはじめ、技術力や財務健全性を示す各種指標が格付・等級や指名範囲に用いられます。とくにY点(経営状況分析)は決算数値に基づき、資本の厚みや収益力を示すため、入札の土台づくりに直結します。
- P(総合評定値):総合力を示す基礎スコア。一定水準を満たすと参加範囲が広がる。
- Y点(財務):自己資本比率・利益率・負債比率など。安定性が評価される。
- 完成工事高・技術職員:施工規模・体制の裏付け。上位等級で重要性が高い。
- 発注者独自の加点・地域要件:地域貢献や表彰歴など、ローカル要素が影響することも。
実務での着眼点と運用のコツ
ポイント:入札戦略は決算(Y点)と施工実績・技術体制の両輪で設計します。期中からの財務指標モニタリング、経審シミュレーションでの事前確認、対象発注者の格付要件の精査が効果的です。決算前に在庫・引当・減価償却の適正化、自己資本の確保、証憑の早期整備を進め、申請スケジュールに余裕を持たせましょう。
まとめ
経審評点は入札のスタートラインを決める重要要素です。P(総合評定値)とY点の底上げ、実績・技術体制の強化、そして発注者要件の事前把握を徹底し、入札可能性を高めましょう。社内での定期チェックと専門家との連携が、安定した受注につながります。
営業時間 9:00〜17:00
| 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 | 日 | |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 午前 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | △ |
| 午後 | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | △ | △ |
△:事前のお電話で平日夜、土日祝対応させて頂きます。
所在地
〒468-0046愛知県名古屋市天白区
古川町150番地
G-UP野並301号
地下鉄桜通線「野並駅」4番出口より徒歩1分。駐車場あり。
052-846-7414
お役立ちリンク









